キャッチコピーは「あなたが選ぶのは、ヒトか、アクマか?」
「アクマに魅入られるADV」と称して2016年3月24日にPS Vita専用ゲームソフト「Dance with Devils」が、2018年3月22日には同じくPS Vita向けにファンディスクである「Dance with Devils My Carol」の2作品がが発売されています。
攻略キャラは鉤貫レム、立華リンド、楚神ウリエ、南那城メィジ、棗坂シキ、ローエンの6人。ヒロイン以外はサブキャラクターを含めてフルボイス、一部ダミーヘッドマイクによる収録も楽しめます。
イベントCGやキャラクターの立ち絵にはアニメ絵が使用されているため、アニメ版からのプレイヤーには親しみやすいのですが、ゲーム版から入ったという方はひょっとすると慣れないかもしれません。
無印では各キャラクターに4つのEDが存在します。
プロローグを経たのちレム・リンド・(ローエン)を攻略できる「左の扉」とウリエ・メィジ・シキを攻略できる「右の扉」の大きく2つの共通ルートに分かれ、その後各キャラの好感度によって個別ルートに分岐します。
「好感度」パラメータの他に本作独自の要素として「ヒト度」「アクマ度」というパラメータが存在し、個別ルートの後半ではどちらのパラメータが高いかによって「ヒトルート」「アクマルート」の2つに分岐します。ヒト・アクマ各ルートの終盤では好感度によって更にED1とED2の2つに分岐し、計4つのEDとなります。
個別ルートでキャラクターごとに異なるストーリーが展開されるのはもちろん、ヒト・アクマルートでは場合によっては180度違うキャラの側面を見ることもでき、ED1とED2は終盤に分岐するにもかかわらず全く違った結末を迎えるので、決して紋切り型ではなく最後まで楽しめると思います。
パラメータを上手く調節すればヒト・アクマルート分岐の手前で4ED全てに分岐できるデータも作成可能です(スキップ・ジャンプ機能はややもったりしているのが難点です)。
※パラメーター調整や分岐の詳細、その他お楽しみ要素につきましてはプレイ当時にブログ記事にまとめたものがございますので、攻略のご参考になれば幸いです→【ゲームダンデビ攻略用メモ】
シナリオについてはRejet作品ということでどのキャラのルートでも必ず一度は流血しますし、たとえラストはハッピーエンドとなるルートでも途中で流血することが多々あります(初回プレイでは好感度の選択肢を間違えたかと思いました)。
ルートによってはホラー・シリアスな展開もあるので、ショッキングなシーンが苦手な方や明るい作品がお好きな方には正直あまりオススメできません。
が、逆に重いシナリオが好き!という方や學園モノとアクマやヴァンパイアといったファンタジー要素の組み合わせ、人外キャラとの恋愛に魅力を感じる方には自信を持っておすすめできます。様々な角度での「重い」シナリオが揃っております。
対応ハードがPS VitaのみということでVitaをお持ちでない方にはプレイへのハードルが高いのが最大の難点かもしれません。Switchへの移植、待ってます!!!!
……と、最初にこのページを公開した時点(2021/12/19)では上記のようにご案内したのですが、
なんと2022年4月13日、Nintendo Switchへの移植が発表されました!!
ダウンロード版限定ソフトではありますが2022年4月28日よりニンテンドーeショップにて絶賛配信中です!
ちょうどゲーム版気になってた!という方やVita持ってなくて諦めてた…という方もこの機会にぜひぜひプレイしてみてはいかがでしょうか!?
※ニンテンドーeショップのサイトに飛びます